Beautiful Wild Soul

東京で働いていたところから、偶然、馬を知り仕事を辞め馬を追いかけ点々とする日々に。東京(12年)→与那国島(1年)→カナダ(半年)→北海道(3か月)→St Vincentへ!(今ココ)Liberty Trainingを学ぶため馬の学校の研修生に。#LibertyTraining #CarolynResnickMethod #StVincent #HorseSchool #WorkingStudent

St Vincent! Day 95

オランダから馬の調教師の女の子が来た。フラン(オランダ出身)。

スティナ(私のここでの馬の先生)はジャックとエレナを再度調教し、子供が乗馬できるようにしたいとのこと。

以前、JackとElenaはStinaが乗馬していたらしい。どれぐらいの頻度でどれくらい前に乗っていたのかは不明。

 

ウニのとげが刺さってから歩けず馬に会うことが出来なかったけど、頑張ってかかとを着いて歩いて簡易椅子をもって休み休み、フランと一緒に放牧地に行ってみた。

2週間ぶりに4頭に会った。

会えてうれしかった!!!!!

会えなかった2週間の間に、エレナの足に見たことのない鬼番線で引っかけたような傷跡があり、既に治りかけていた。

AyitiもKadooも元気そうにしていた。Magicは相変わらず、一番最初に私に気づいて近寄ってきた。

動くことが出来ず、ただいすに座っているだけだったけど、4頭は私がいる間はずっと私のそばにいた。ただそれだけのことが、うれしかった。

 

フランと話していると、本当にまだ帰りたくないと思った。正直、歩けないため、帰国を考えていた。

オランダでは本当にたくさんの人が馬を飼っているよと言っていた。馬を飼っている人は、馬をどう利用しているの?乗るために飼っているの?って聞いたら、ただ、広い土地があるから、馬でも飼おうかなって感じじゃないかなって言ってて、いいなー、ものすごい贅沢だな、それって私には夢の暮らしだよって思った。

ビデオを見せてもらったら、本当にものすごい、ものすごい、ものすごい、広い土地にとても美しい大きな、大きな馬が群れで自由に暮らしていて、本当に美しかった。行ってみたいと思った。何となく、私は次はヨーロッパに行くのかなと思った。

 

#jack

#kadoo

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St Vincent! Day 92

自分が何かを失うと、その失ったもののことばかり考えてしまう。私の場合、ウニのとげが刺さって歩けなくなったため、馬の世話をすることができなくなった。

ここに来た目的である馬が一切出来なくなったことで、私はすべて失ったかのように感じていた。私はなくした一部の物しか見えていなかった。

 

私にはたくさんのものが残されている。それに、目を向けないといけないんだと思う。

 

 

 

 

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St Vincent! Day 91

シュノーケル中にウニのとげが刺さって歩けなくなり、その3日後に2時間かけて島一番の大きなタウンにある病院に行った。

2時間待ってやっと受付に話しかけることができた。

事情を話すと、「暖かいお湯に足を浸けて」と言われた。

へ!?って感じで、「やったけど、とげが取れない」と言うと、

「それが私たちがやることだから。」(That's what we do)と言われた。

これ以上話しかけるなオーラ全開だった。痛みの中、やっと病院までやってきて、医者にさえ会わせてもらえない。

ここじゃだめだと思い、Private Doctorを探して会いに行くことにした。どこに病院があって、どうやってそこまでいけばいいのか、歩けないのに行って診てもらえるのか、すべてを聞いて調べなければいけなかった。聞かれるのさえ、嫌がっている相手から情報を取らなければいけない。ちょっと待ってと言われ永遠に待たされる。

 

一番きつかったのは、受付や看護師、医者、病院から感じた無言のメッセージだった。

私が感じたメッセージはこうだ。

「あなたがどんなに緊急でも、どんな痛みの中にあっても、どんな大変な状況でもそれは私の問題じゃない。私の責任じゃない。私の仕事じゃない。」

つまり、こうだ。

「I don't care about you」

 

私は体が動かず、絶望的に助けを必要としていて、その状況でこれを言われるのはきつかった。(実際に言葉では言われていないが、私はそのメッセージを感じていた。)

私は大したことないけがだが、一緒に行ったドイツ人の女の子は骨が折れているかもしれず、足の中にガラス片が入っているかもしれず、発熱していて、かなり緊急だった。その子に対しても同じ対応だった。

 

この時、一緒についてきてくれていた子がいた。フランチェスコ(イタリア出身)。

自分の時間とお金を使って私達を病院に連れてきて、まずどこに行けばいいのか、だれに話せばいいのか、窓口で対応したり、帰りのタクシーを準備したりしてくれていた。「優しいね、ありがとう」といって、「どうしてタウンに用がないのについてきてくれたの?」と聞いたら、彼はこの島に入国直後に死にかけていたことが分かった。

彼はこの国に入国した2日後くらいから、おなかの調子がおかしかった。周囲にそれを訴えるが、大丈夫、大丈夫と言われそのまま放置した。どんどん具合が悪くなり、周囲の制止を振り切り、まだ島のことは何も分からないのに、たった一人でタウンまでやってきて病院に行った。病院で訴えるが2日間待たされた。彼は盲腸だったが、この時点で通常の治療を受けるには既に手遅れになっていた。バルバドスまで緊急搬送するには時間がなく、緊急手術が必要だった。「私はこの手術で死ぬかもしれないが、自分の責任と意思でこの手術を受ける」と書かれた誓約書にサインし、経験のない医者に身を任せた。

彼がどれほど怖かったか、体がつらかったか、心細かったか、だれかそばにいてほしかっただろう。

「だから僕は、病院でどうやって話せばいいか知っている。君たちがどれほど心細い気持ちでいるかも。だからついてきた。」と言っていた。

彼の忍耐と強さは彼の経験からくるものだった。彼はこの島に来る前にシリアとイラクの国境で人道支援活動をしていたそうだ。

「そこではね、理不尽な理由で本当に人が死んでいくんだ。」

彼がそこで何を見たのか、私には想像しようとしても想像しきれない。。。

 

彼がいてくれて本当に心強かった。絶望的に助けを必要としていて不安なときにそばにいてくれた。あなたをほおっておかないと全身で言ってくれていた。

誰もこの日彼がやったことを知る人はいないだろう。私と一緒に来たパウラ(ドイツ出身)だけだ。

誰にも知られず、だれにも感謝されなくても、彼はそれをやったんだ。

医者が以前入院していてまた病院に来ているフランチェスコを見て「君はこの島を楽しみに来たのか、それとも病院を楽しみに来たのか、どっちだ??」と冗談を言って一緒に笑っている彼を見て本当にすごいなっと思った。

 

待合室で待っている間に、自分が人生で何をすべきか考えていた。でも自分の人生の目的を考えられるなんて私はまだまだ恵まれている。世界にはそんなこと考えることなんて到底できなくて、どうして生まれてきたんだろうっていうような理不尽な死をむかえる人たちがたくさんいる。

 

この日経験したことを一生忘れないでいたいと思う。そしてフランチェスコがやったことも。彼がしたことと同じことをしたいと思う。

絶対的に助けを必要としている人のそばにいる人でいたいと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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St Vincent! Day 81

正月休み中に、ジョーマルタ島出身)と一番近い村からバスで20分ほどの湾にシュノーケルに行った。彼女と歩いていると、現地の子供たちがついてきて、そのうちの一人の女の子にシュノーケルを貸した。

その後、シュノーケルを返してもらい、初めてのスポットでシュノーケルをしようとしたらシュノーケルが何かおかしい。マウスピースが取れるし、沖で波がすごい中、修正しようと奮闘している時に、うにを踏んでしまった。

 

激痛とパニック状態ですごい勢いでビーチに泳いで戻ってきて自分の足の裏を見たら、20本ほどのうにのとげが刺さっていた。(数は数えていないけど、相当あった!)

痛みにパニック状態でいる私に、友達と子供が取り囲んで、おろおろしているうちに、ローカルの人がたくさんやってきた。

私はローカルの人に取り囲まれ、そのうちどんどん人が集まってきて人垣が多くなる。現地の人は親切心からか、こうするのがいいと現地の代替療法をやれという。私は到底その治療法を信じられなかった。(西洋医学しか知らない私には到底受け入れられない方法だった。)その方法をやれというジョーと私は言い争っていて、その私にローカルの人たちが”君は足を切断しないといけないだろう、明日になったらこんなに腫れて歩けなくなるだろう。”

その他いろんな汚いジョークを言われ、笑われ、君はもうだめだとかいろんなことを言われ、私は恐怖した。

後で考えるとそんなわけはないし、あり得ないと分かるけど、その場の私はとにかくショック状態でまともに考えられる状況じゃなかったんだと思う。

押さえつけられてその代替療法を無理やりやられるんじゃないかと思い恐怖した。そんな雰囲気だった。

すぐに学校に戻って、医者に行かなくてはと思って、私は立ち上がったが、激痛で針がさらに中に入るのが分かった。でもとにかくこの場から一刻も早く逃げなければと思った。

全く歩けない状態にさらにビビったけど、とにかく私はパニックでバス停の場所も分からないのに歩き回った。

 

その後、10日がたち、まだ私の足にはとげが刺さったままだ。これが起こってから、歩けなくなり、馬の仕事は一切できなくなった。無為の10日間が過ぎた。

正直しんどかった。

歩けなくなったため、St Vincentに来た目的である馬は一切できなくなった。友達が助けてくれて、ご飯を運んだり、ケーキを買ってきてくれ、私の洗濯物をやり、別の代替療法を試してくれたりした。

でも、ここに来た目的である馬にある日突然、全く関わることが出来なくなったことが受け入れがたく、自分に何が起こったのか理解できなかった。

 

このまま歩けなかったらどうなるんだろう、ここは原因不明の感染症がものすごい多いけど、大丈夫だろうか。今私の足は何が起こっているんだろう。

 

10日たってやっと、心が少し落ち着いてきたけど、いまだに、以前の私には戻っていない。あれ以来、ローカルの男性と普通に話すことがまったくできなくなった。

明日3人目の医者に会いに町まで2時間かけていく。

St Vincentでの病院体験については、次の記事で書こうと思う。

 

 

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St Vincent! Day 80

Happy new year!! 2018!!

 

クリスマスでも新年でも馬は変わらない毎日を過ごしていることに、ちょっとびっくりするくらい、馬の日常は変わらない。

 

Ayitiと私は最初はすごく良い関係だったように思う。

私は彼女に何も求めていなくて、ただ、ただ、餌を運び放牧地で毎日時間を過ごしていた。彼女はいつも野生馬のような反応で、敏感で、respectfulで「いい子」。

 

でも、最近の彼女の私に対する態度が挑戦的で、私は最初は困惑、そして最近は正直疲れてきた。

毎日、森に行ってグワバを拾い、餌を運び、桶を洗い、水を運んでいる。毎日放牧地に座り、時間を共に過ごしている。

でも彼女は私の場所を奪おうとしたり、ElenaとMagicを私から引き離そうとしたりする。私とあいさつもしたくないし、ご飯を食べたら、移動する。

彼女は私をFeeding Machineのよう扱い、私は彼女からまったくrespectされていないと感じた。

壊れた心と体が、回復していく過程で必要なことなのかもしれないけど私はそんな彼女に正直、疲れていた。

 

彼女とやり合わなければいけないこと、彼女のすることに注目していなければいけないこと、そんな彼女にどう接すればすればいいのか。

 

休暇中に書いたスティナへのメールに彼女の回答はこうだった。

 

彼女のことはほうっておいたらいい。彼女は大丈夫。馬の馬としての暮らしをさせてあげよう。しばらく馬だけの生活をさせてあげよう。

繋がれ、人間によって言葉を奪われシャットダウンさせられた、子供を産まされ、その後その子を奪われ、家族や群れの生活をしたことがなく、すべての人生を人間に誤って扱われてきた。そんな壊れた心や体を癒すには時間がかかる。

 

休暇中にRVAに残って仕事を引き受けてくれた、カルヴィン(アメリカ出身)とマグディ(メキシコ出身)にありがとうを言い、ケーキを作ってあげたらいい。

あなたが与えれば与えるほどあなたは多くの物を得るだろう、だけど何かを得ることを期待して与えてはいけない。

 

私は、Ayitiから何かを返してもらえることを期待していた。

でも本当はそんな期待なんて間違っている。だって、馬と一緒にいたい、馬と関係を持ちたいというのは100%私の願望だから。

それに対して、彼らがどう反応するかは彼らの自由なんだ。

何かを返してくれなくても、それでも私は自分の願望、欲望を変えられないだろう。

 

それでも私は、放牧地に座っている。

安全な距離を保って放牧地で馬やイグレット(馬に寄ってくる白い鳥)の絵をかいたりしている。

何も求めない。

自分のこころを見つめている。

 

 

 

 

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St Vincent! Day 74

私の馬に対する気持ちはいつも初恋の人を思うような気持ちで、

どうしたら振り向いてくれるんだろう?

「I love you, I love you, I love you」

だった。

 

でも愛だけでは足りないことが分かった。

彼らは私のそんな愛情を求めていない。

もっと別の物を求めている。

違う世界に生きているから。

 

私も自分の心の中をよく見てみると、彼らから同じように愛されたいと思っていないと分かった。

私は彼らの調和した強い群れの結びつきに憧れている。

私も彼らの群れの一員になりたいと思っている。

 

そのためにはどうしたらいいのか。

どういう存在になればいいのか。

 

毎日、試行錯誤している。

そんな日々が楽しくてしょうがない。

 

 ↓この動画についてこのブログで書いたかどうかわからないけど、この動画は私にはとても面白かった。このナレーションの人の語っていることと同じことを私も経験した。今よりもっと野生馬のようだった時のAyitiと一緒にいたときに私にも同じ瞬間があった。live in the momentってどういうことか、Ayitiがその感覚を教えてくれた。

 

How To Have A Relationship With A Wild Animal - YouTube

 

Instagram

Kadoo steps on her mom Ayiti!

#kadoo

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St Vincent! Day 58

5日間のhorse clinicを受けている間に、受講者全員で馬の言葉を学ぶため、何度も馬を観察し、Stinaの解説を聞いた。みんな馬を見るのが大好きだったから楽しかった。特に初めてAyitiとKadooをElenaとMagicに会わせ同じ放牧地に放した時は、心配したけど、何とか大丈夫だった。

 

Ayitiが最高にかっこよかった。Ayitiは推定4,5才で、ここ数年は毎年子供を産んでいる。

ずっと繋がれていたから蹄は伸びすぎてぼろぼろだし、そのせいか、単に体力がないのか、放牧地に放しても走ったりするところを見たことが一度もなかった。何よりもまだ、肋骨や背骨が見えるくらい痩せていて、がりがり。

そのAyitiがElenaやMagicに初めて会ったときは、興味津々で寄ってくるElenaとMagicからKadooを守るため一定の応戦はしていたけど、ほとんどは戦いを避けるように後退していて、ElenaとMagicに上位を譲っていた。

やっぱりと思った。彼女は大人3頭の中で一番若いし、この場所の新入りで、体力もない、乳飲み子を抱えたヤンママだから、3頭の順位の中では、

1位 Elena

2位 Magic

最下位 Ayiti

になるだろうと予想していた。

3頭が初めて会ったときは、予想どうりの展開で、やっぱりって思っていた。それが、一晩明けてみると、Ayitiが最上位になっていた。

1位 Ayiti

2位 Elena

最下位 Magic

になった。Ayitiは無駄な争いを避けて、避けて、避けて、最後には勝者になった。暴力沙汰を回避し、最後にゲームを支配する賢さと強さ。そのためには一時的に引くこともいとわない。力をほとんど使わず、最上位についた。みすぼらしいヤンママが群れのリーダーになった。

Ayitiは本当に素敵。すごくsensitiveで落ち着いている。ここに来て初日に、すべての馬に会った後、Stinaにどの馬に興味があるかと聞かれて、「SpiritとAyitiになぜかわからないが、惹かれる」と言った。

やっぱり彼女は最高にcoolだった。

 

https://www.instagram.com/p/Bch01M-n6-v/

#straydog

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