Beautiful Wild Soul

東京で働いていたところから、偶然、馬を知り仕事を辞め馬を追いかけ点々とする日々に。東京(12年)→与那国島(1年)→カナダ(半年)→北海道(3か月)→St Vincentへ!(今ココ)Liberty Trainingを学ぶため馬の学校の研修生に。#LibertyTraining #CarolynResnickMethod #StVincent #HorseSchool #WorkingStudent

St Vincent! Day 113

今日、Ayitiとその群れを別の放牧地に移動させた。

Richmond vale academyには歩いて行ける距離にいくつかの放牧地があって、馬はその放牧地を移動したり、しなかったり。

今日は馬を移動させようとAyiti用のリードと群れの他の2頭(ElenaとMagic)の無口2つをもって、放牧地に行った。Ayitiは、最初からまっすぐ私を見ていて、一緒に行ったフラン(オランダ出身、馬の調教師)とベティナ(スイス出身、削蹄師)には目もくれず、すぐに放牧地を移動することを理解した顔をしていた。

いまだにAyitiは首ロープがついたままになっていて、というのもAyitiにはまだ無口がつけられないので、Ayitiを捕まえられるように長さ50chほどのロープがいつも首からつりさがった状態になっている。そのロープに私の持ってきたリードをフックでとめて、Kadoo(Ayitiの子 生後4か月)はフリーで全員で放牧地を移動した。

 

すべては、あまりに自然で、楽しく、新しい放牧地に着いて目をくるくるさせているAyitiを見るのも楽しかった。

 

4頭の群れを移動させるという単純なことが、本当に楽しかった。

 

リードをもって近づいてくる私を見て、Ayitiは一瞬ですべて理解した顔をしていた。

ゲートの前に立っているAyitiにどいてと「Step back」と声をかけると今までトレーニングしたことはたぶん数回しかないと思うけど、どいてくれた。

Ayitiの首ロープにリードを引っかける時、逃げる時があるためいつもは餌でつっているんだが、今日は餌なしでなんの問題もなく、首ロープにリードをつけることができた。

ゲートの内側で、フラン(オランダ出身、馬の調教師)とベティナ(スイス出身、削蹄師)がエレナとマジックにホルター(無口)を着けている時、Ayitiが群れで一番強いため、彼女の位置がほかの馬に近づきすぎないように彼女に「こっちに来て」と移動の指示をしたりしていたがすべての指示に素直に従っていた。

一緒に歩いているときは、落ち着いていて、道草することもほとんどなく、道草したとしても、自らすぐにやめてついてきた。

Ayitiを放牧地の外でリードを使って引いたことは何回かあったけど、いつも彼女は自分の好きなところを歩いていて(今の段階でそれはそれでいいと思う。ついてきてくれさえすれば。)、リードもかなり長くとっていた。それが今日初めて肩と肩を並べて一緒に歩いている瞬間があって、少し心の中で感動していた。

彼女にとっては真新しい、来たことにない放牧地に到着してからも、比較的落ち着いていてリードのフックを外すときも静かにしていた。

 

いくつかのことは、トレーニングなんか必要ないんじゃないかと思った。

馬はいろんな状況を理解していて、トレーニングなんかしなくても、その状況が自分にとってハッピーなものになることが分かれば、自ら協力してくれる。

 

今日の移動がまったくスムーズで楽しいものだったのにはいくつかの理由があると思った。

 

●自身の心が落ち着いていて、楽しい気持ちだったこと。

  私にとっては何度も通った道だし、一緒に馬を引いてくれたフランとベティナが

  馬のプロで信頼することができたこと。

  絶対にうまくいく自信とポジティブな気持ちが私の中に最初からあったこと。

 

●彼女自身が放牧地を移動したいと思っていた。彼女はこれから何をするか理解していた。

  何かを馬と一緒にやろうとするとき(使いたくない言葉だが、「トレーニングしようとするとき、」)馬の意図に沿うように計画すること。馬は状況を理解すれば、自ら協力してくれる。馬に何かを教える必要なんてない。彼らは、自らやってくれる。Ayitiは今日、トレーニングしたことのほとんどないことを自らやってくれた。

彼らが自らやってくれることはトレーニングのようでいて、トレーニングなんかじゃない。

 

●群れの力。他の馬が教えている。

 Ayitiにとって今日通った道は初めての道で、初めての放牧地だったはずだが、他の2頭(ElenaとMagic)にとっては今日の道も放牧地も、良く知っているものだった。だからこの2頭は、落ち着いていた。今日、彼女は文字通り、Elenaの後ろを歩いていた。彼女はElenaやMagicから、ここでの生活のほとんどのことを学んでいるんだと思う。